★TOP > おもしろなつかし・県別方言 > 静岡県の方言
静岡県の方言には1.駿東地方2.伊豆・韮山近辺3.伊豆松崎に分類されます。駿東地方のことばは語尾の「ずら」など、静岡県全域さらには山梨や長野のことばとも関連があるようです。地理的に神奈川に近いことから神奈川西部に似た表現も多く存在します。また、「じゃん、だら」など語尾の表現は三河弁とも共通します。同じ駿東でも南駿は海よりの温暖な風土、北駿は冷涼な山岳地帯であり、言葉にも多少の違いがあります【方言辞典より】
・「ええかん」 → かなり、そうとうの意味。「いい加減」の転訛かどうか、よく知りませんが、伊豆 中部ではよく使います。 例)・・「あそこん家(ち)、庭がええかんあるら?」→「あそこの家は、そうとう庭が広 いでしょう?」 例)・・「蜜柑がええかんあるで。」→「蜜柑がかなりたくさんありますよ。」 ものの多少、大小、程度の多少を形容するのによく使われます。量・程度が多いこ とを示します。
・「今朝はええかん寒(さ)みいね。」→「今朝は(ここ数日間に比べて)かなり寒 いね。」 (大小、量的多少に関係する形容詞以外につく場合は、近い例との比較の意味が入ってくるような気がします) ・「ここン所(とこ)ァ、四時くりゃあでも、ええかん暗くなってきたで。」→「こ このところは、四時くらいでも、かなり(しばらく前と比べて)暗くなってきました よ。」 ・「あの人はひゃあ(もう)、ええかんの年だら(ずら)。」→「あの人はもう、か なりのご高齢でしょう。」 などとも。
★「ずつなし」「じちなし」「じちがない(ねゃあ)」「じちゃあにゃあ」だらしがない、ものぐさ、面倒くさがり、労力の出し惜しみ、問題の解決能力不足 ──要するにてきぱきしていない状態すべて──の意。 例)・・部屋が汚いのも「ずつなし」、気がついたらズボンのチャックが開いているのも 「ずつなし」、今日中にやっておけばいいものを、わざとやらないのも「ずつなし」 です。 「ずつなしする」という用法もあります。「確信犯的にサボる」の意味もありま す。 解説・・いくら平日に一生懸命働いていても、日曜日の昼間からゴロゴロしながらテレビを 見ているのは「ずつなししている」ことになります。休日に1日じゅうパジャマを着 て過ごすのも「ずつなし」。何かやらなければならないのに、その人の生理的なリズ ムによって進み具合が遅いのも「ずつなし」。 一生懸命オフィスで仕事をしているが、要領が悪いためいまひとつ手際がよくな い、というような場合、「ずつなし」と切り捨てられる場合があります。
・「まったくじちゃあにゃあ、おみゃあっちは。」→「まったくだらしがないな、お 前たちは。」 ・「ひずるしい」 「ひどろしい」 → (陽光などが)まぶしい。 ・「みりっこい」(みりっけえ)例)・・漬物などが新しく、えぐ味がある。まだじゅうぶんに慣れていない。青臭みがある。だが、それだけ新鮮で好ましくもある。(静岡県中部では「みるい」の用法あるとのことだが、伊豆では「みるい」というのは聞いたことない) ★「ずない」(ずにゃあ) 解説・・気が強い。性格や言葉遣いがきつい。ちょっとやそっとのことでは退かない。人の言うことを聞かない。攻撃的である。すぐ市役所に電話したり、裁判に持ち込むようなタイプは「ずない」。1言われたら100言い返すようなタイプは「ずない人だ」となる。やや否定的か。コワモテの人なども「ずない」になるかも。 例)・・お姑さんの言うことを聞かない嫁さんは「ずない」。 強気のビジネスマンも、相手と対立してなかなか退かないときなどは「ずない」。 相手の「ずなさ」を賞賛するような意味合もあるが、ほとんど否定的。 ※「ずない人」は「ずなし(ずな衆、の転訛?)」となる。 「あそこの嫁ッ子(嫁さん)はずにゃあ、ずにゃあ。」→「あそこの嫁さんはま あ、きかないこと、きかないこと」
・「あそこの弟は、ええかんずなしだら。」→「あそこの弟は、かなり向こうっ気が強い人でしょう。」 ・「まあ子供だもんで、ずにゃあこと。」→「まあ子供だから、言うことをきかない こと。」 ・「まあ、ずにゃあことばっか言って。」→「まあ、きついことばっかり言って。」 解説・・HPでは「厚顔無恥」とされていますが、伊豆中部ではそれは付随的なことで、「性 格・ 言葉遣いがきつい」が第一義という気がします。押しても引いてもダメ、という 感覚。がんこ。 ★「とぶ・とびっくら」 → 走るの意味。 「とびっくら」は「跳び比べ」の転訛か、「かけっこ」の意味。運動会の競争も「とびっくら」。「とびっくらした」というと、「走って競争した」ということになるが、 校庭の運動会というよりも、田んぼのあぜ道をかけっこするようなのどかな語感がある。 ★「ちんちんする」 ヤカンの湯がさかんに湧くように、カッカカッカする。セッセコセッセコと余裕がなく、かなり頭に血がのぼっている状態。忙しくてあれやこれやと走りまくっている のも「ちんちんしている」、試験の問題がわからなくてイライラしているのも「ちんちんしている」。一触即発、声を掛けたら怒鳴られそうなほど緊張している・セカセカしている状態を「ちんちんしてる」と言います。エッチな意味はないです。 ・「息子は受験でちんちんしてるから、話しかけられねゃあ。」→「息子は受験で気が立ってるから、話しかけられない。」
★「おとこし」 → 「男衆」の意味、集合的に成人男性。村の寄合など。 ★「おんなし」 → 「女衆」の意味、集合的に成人女性。村の寄合など。 ★「嫁ッ子」 → お嫁さんを「人生の修行がまだ足りない」という観点からやや軽蔑的に・親しみを 込めて呼ぶ表現。 「利治ちゃんち嫁ッ子」→「利治さんの(ところの)お嫁さん」 例)・・50歳くらいの女性でも、まだお姑さんが生きていれば「嫁ッ子」と呼ばれる。最 近の若い奥さんはこの表現をひどく嫌うらしい。旦那さんは「おとう」。 ★「くっつく」 → 動物が噛み付く。主に哺乳類がすばやく跳びつきながら噛む、という語感で、蚊に刺されたなどは「くっつかれた」とはあまり言わない(「蚊がくっついた」という人もいるかもしれないが、あまり一般的でない。蚊やノミは「たかる」)。「マムシがくっついた」「ヒルがくっついた」は語感としてアリという気がするが、あまり使わず、ほとんどは犬に噛まれた場合。 「人にくっつくと困るから、ちゃんと繋いでおきなん。」→「(犬が)人を噛むと 困るから、ちゃんと繋いでおきなさいよ。」 例)・・例えば知らない猫が攻撃してきた場合、口で噛むと「くっつく」になるが、爪で 引っかいた場合は「かじる」だし、「くっつく」は口で食いついた場合にしか使わな いようである。 「ライオンにくっつかれて死んだ人がいるだってよ。」→「ライオンに噛まれて死んだ人がいるんだそうですよ。」 ★「ひゃあ」→ 「早や」の転訛だと思いますが、「もう」「既に」の意味。 例)・・「ひゃあお昼か。早(はや)あもんだ」などとよく使う。 ★「おろ抜く」 → 農作物を間引きする。 ★「にどなり」 → サヤインゲン。 ★「こわい」 → 恐怖の意味はなく、硬い。野菜などが筋が多く、噛みにくい。筋っぽい白菜の食感 にいちばんぴったりくる語感。 布がごわごわしている、糊が効きすぎたシーツなども「こわい」。 ★「かんだるい」「かんだりー」 → かったるい。疲れた。浜松などでは「えらい」と言うようだが、同じ静岡県でも外 国語のように聞こえる。 疲れた状態はもっぱら「かったりい」「かんだりい」「たりい」で、「たるい」 系。 ★「べえ」→ 伊豆は関東方言もかなり入っているので、「関東べえ」を使う。「行くべえ」「や るべえ」 のほかに、「食べべえ」(「食うべえ」もまったく同等に使う)、「行こう べえか」などという不規則な使い方もある。 ★「じゃ」「じゃあ」 → 湘南の「じゃん」と同じ。「でしょ?」というような軽い念押しの意味。「あそこの角にスーパーがあるじゃ」(あるでしょ?)、「鈴木君のお父さんは社長じゃあ」(鈴木君のお父さんは社長じゃないですか、ねえ)など。 例)・・「今朝は寒(さみ)いじゃあ」(今朝は寒いじゃないですか、ねえ)など、体言にも用言にもついて、多くは分かりきった事実を相手に念押しする。 ★「さ」 → 「こんど親戚が来るさ。」「こないだ東京に行ってきたさ。」など、「~(な)んですよ」というような意味でかなり使う。 例)・・「ボクはビジュアル系さ。」(ボクはビジュアル系なんですよ。)というように、ただの断言よりも相手の知らない事実を公開し、言い聞かせ、賛同を求める意味合 が強い。 体言にも用言にもつき、 「冬になるとええかん風が強いさ」「オレ借金三百万さ」「あそこが山本君の家さ」など。ほぼ万能。 ★「な」「なあ」「なん」 → 「~(し)なさい」という命令、勧誘の意味。 例)・・「言ってみな」→「言ってみなさい」という標準語の用法と同じ。 「なあ」と伸ばすと、ぜひとも、という意味が強まる。 「行きなあ」→「(ぜひ)行きなさいよ」 「これ食べなあ」→「(どうか)食べてくださいよ」 「レコード会社からスカウトされた? いいなあ。行きなあ。オレの代りに東京行 きなあ」って感じ。 「なん」は強い意味がなく、命令、勧誘。 「食べなん」→「食べなさい」 「行きなん」→「行きなさい」 「やってみなん」→「やってみなさい」 「なむ」の転訛か。 ★「なんな」 → 「~するのはやめなさい」という中止の意味。 例)・・「拾ったもんなんか食べなんな」→「拾ったものなんか食べるのはやめなさい」 「行きたくもねゃあのに、わざわざ行きなんな」→「行きたくもないのに、わざわざ行くのはやめなさいよ」 ★「くよう」 → 「何々して(しと)くよう」→「何々してくださいよ」 駿河弁では「くりょう」という言い方があるようだが、伊豆では言わない。もっぱら「くよう」。 「にどなり出来たで持ってっとくよう」→「インゲンマメが出来たので持っていってください」 今では古老しか使わないみたい。若い人が使うと擬古体になる。 ★「だ」「だから」などが直接終止形につく → 「寒いだから」「あるだから」「毒蛇がくっつくと死ぬだってよ」「今日は塾行く だから、 行けない」「嫁ッ子がずにゃあだから、うちン中がうまく行くわけがねゃあ ら」「野良猫がカエル食ったり、モグラ食ったりするだからね」「人には人の道って もんがあるだ」など。 「だで」「だに」などはあまり使わない。
★発音[ai][ae]は必ず[ae](aとeがくっついた発音記号)もしくは[ja :]になる(「ヤー」というよりも「ヤェ」「アェ」と複雑な発音である)。
うるさい→うるせゃー(「うるしゃー」にもなる) こまかい→こまけゃー(「こまきゃー」にもなる) たかい→たけゃー(「たきゃー」) えらい→えりゃー(「えりぇぁ」みたいな複雑な発音) おまえ→おめゃあ(「おみゃー」) かえる(「帰る」「蛙」)→けゃーる(「きゃーる」) くさい→くせゃー(「くしゃー」) こさえる(拵える)→こせゃーる ほとんど、この辺は名古屋弁といっしょ。
[oi]が[ae][ja:]になることもあるが、大体は[e:]になる。
おそい→おせゃー(「おしゃー」)→おせー ふとい→ふてゃー→ふてー ※「黒い」は「くりゃー」とは言わない。「くれー」。 「くりゃー」は「暗い」「くらい」「位」「食らい」 「おおまくりゃー」は「大飯食らい」、つまり大食漢。 「白い」 「脂っこい」も「しりゃー」「あぶらっけゃー」にはならない。「し れー」「あぶらっけー」。
★「ちょうたれる」 増長する。「おみゃあ、ちょうたれてんな!」(「お前、いい気になるな!」)などは学校の上級生の殺し文句。 ★「ふんづぶす」 踏み潰す。ただ単に踏む。「ミカンふんづぶしちまった」など。 何というか、動詞の意味を発音や接頭語で誇張する言い方が多い。
「すっとぶ(かなりの速度で走る)」など……他にちょっと思いつきませんが、関東っぽい言葉の荒さがあります。 ★「おっかる」「おっかう」 東駿方面(沼津市、裾野市、御殿場市など)。(もの同士を)「押し付ける」「あてがう」など。「鉋を木におっかって、削る」など。
★「そらつきゃあ」 嘘つき。そらとぼけること(人)。虚栄心が強く、あっちこっちで言ってることが 違う人などを、非難する意味で使う。知らないふりをすることなども。 「そらつきゃあ」な人は、「そらつきゃあもん」。 「そらつきゃあもん」はそうとう嫌われる 性格的な「そらつきゃあ」は嫌われるが、二日酔で会社を休む時など、風邪をひい たなどと「そらを使う」ことはある。「あんたそら使ってるじゃ!」→「あなた嘘をついてるじゃないですか!」
★「せちがう」 要求する。催促する。ねだる。犬猫がエサを催促するような感じ。 「ほう、さっそくせちがってるで」→「(犬猫などが)ほら、さっそくエサが欲しいって ねだってるよ」 「小遣いばっかせちがうから、しょうがねゃあ」→「小遣いばっかり要求するから (軽蔑的)、しょうがない」 ★「こそくる」 着物などを修繕する。針仕事で直す。 「ジーパンに穴があいちまったで、こそくっとくよう」→「ジーパンに穴があいてしまったので、繕っておいてください」 布・皮革系のものを修繕する場合にしか使わないようである。「門柱のコンクリをこそくる」とは言わないと思う。
★「行く」と「来る」の関係 「わしらがあんたちへ来る」→「(私たちが)あなたの家へ行く」 など、相手のいる場所を中心に「来る」という表現を使う。
★「くれる」 あげる。やる。進呈する。差し出す。「もらう」という意味と「あげる」という意味、どちらでも使うが、「あげる」意味で「くれる」を使うのがやや特殊な感じ。 「これくれるよ。」→「これあげますよ。」 標準語で「くれてやる」という言い方があるが、相手と自分の立場が標準語の用法と違うという点で、「くれてやる」に近い。 ★「おれっち」「おらっち」「あんたち」 「~の家」も「ち」だし、「~たち」も「ち」。 あと、イエや生育環境を含んだその人自身のことも、婉曲に指す。 フランス語で「chez moi」「chez vous」とかいう言い方に非常に近 い。 「おれ(おら)っち」は「私の家」「私たち」「私」の三通りの意味。 「あんたち」は「あなたの家」「あなたたち」「あなた」の三通りの意味。 「あんたちじゃあ、でゃーこ煮るときはどうするだね?」→「あなたは(あなたを 含めたあなたの家では)、大根を煮るときはどう(料理)するんですか?」 「おらっちゃ、そんなこた考えにゃあ」→「私はそんなことは考えない」(私はそ んなことを考えないような家風・生育環境で育った。) 「杉山くんち、どうしてるだね?」→「杉山くん(や杉山君と親しかった人たちを ひっくるめて)はどうしてるんですか?」
★動詞の音便
「かんげーてる」「かんげーねゃー」→「考えてる」「考えない」
「おせーてた」「おせーねゃー」→「教えてる」「教えない」
「ありーてった」→「歩いて行った」
★助詞の省略
頻繁に助詞を省略する。
「あんたち行く」→「あなたの家へ行く」
「でゃーこおろ抜く」→「大根を間引きする(適当に見つくろって抜く)」
「けゃーる食う人もいるだってじゃ」→「蛙を食べる人もいるんだそうですね」
……などなど、あんまり特徴がない方言と思われますが、思いつくままに書き綴って長くなりました。 データとしてお役立ていただければ幸いです。
方言で・・わしらあ、こんな風にしゃべってるだけどよう、あんま特徴ねゃーと思うだけんど、どうだか知らねゃーけんど、方言ってゃー方言らしいとこもねゃー訳じゃねゃーじゃ。だからかんげーてみたら、ほう、うえーけゃーたみてゃーになったもんで、使えるようだら使ってくよう。ちィったあ珍しいのもあるら?
解説・・(私たちはこんな風にしゃべってるんですけど、あまり特徴がないと思うんですが、どうだか分かりませんけど、方言といえば方言らしいところもない訳ではないじゃないですか。だから考えてみたら、ほら、上に書いたみたいになったので、使えるようなら使ってください。少しは珍しいのもあるでしょう?)
という感じで「じっちゃんち」はしゃべってます。
・・・・・・あっああああぁぁぁぁ・・・あんまり中身が濃いもんでUPするのがどえりゃあ おそくなっちったわぁ・・・(●( ̄w ̄)ぷ こんなにすごいのありがとありがと>muhi 01.3.1 こんにちは。 方言のHPを拝見して先日「静岡県伊豆地方中部(沼津市東部・三島市・田方=たがた=郡)」の方言についてメールを差し上げたHN「ふみはる」こと落合と申します。 その後思い出したものもあり、職場でこの話をしたらかなり盛り上がりましたので、調子に乗って「方言口座・伊豆中部篇」その2を送らせていただきます。 いや~、方言は楽しい(^^)・・・・ありがとありがと・>muhi
★「もしき」 → たきぎのこと。子供の頃、たきぎを運んでくれる燃料屋さんは「もしき屋さん」だった。焚きつけの木のことはすべて「もしき」です。家の解体で出た廃材を、「もしきにすべえ(焚きつけに使おう)」などという。
★「もす」 → 燃やす。庭で焚き火をしたり、焼却炉でごみを焼くことなど「ごみィもしといて(ごみを燃やしておいて)」というふうに言う。
火事の場合などで「家をもしちゃった」とは言わない。もっぱら庭のドラム缶でおじいちゃんがゴミを焼いているような、すぐに消せる小さな火の状態を指すようです。最近は環境問題がうるさくて、あんまり見なくなりましたけど。 燃えている火の中に「もしき」を足すことは「くべる」で、標準語と同じ。 ★「まめったい(まめってゃあ)」 → 活発・活動的なこと。まめまめしいこと。いそいそしている様子。大人がよく働く とか、細かいことにまで気がついて、きちんとフォローして回る様子など。始終なに かをしている様子。細かい針仕事などを喜んでやったり、家の中をよく片付けたり、 町内会の世話に駆け回ったり、農作業を嫌がらずにやるなど、すべて「まめった い」。 骨惜しみせず、身体をよく動かすというニュアンスがあります。「よくやるよ、まったく」という皮肉の意味で使われることもあります。
子供が「まめったい」という場合、始終なにかをしていて落ち着きがなく、いたずらばっかりしている様子を、苦笑しながら眺めているようなニュアンスになります。
※「ずつなし」の正反対、活動的な様子全般。
「あそこのおとうはまめってゃあから、町内会長なんかちょうどいいら」→「あそこの旦那さんは活発で細かいことまでよくやるから、町内会長なんかちょうどいいだ ろうね」 「息子が店を継いで、ええかんまめったくやってるで」→「息子が店を継いで、かなり活発にやってるよ」 「あんたち、孫が三歳じゃあ、まめってゃあ盛りずら」→「あなたのところ、お孫さんが三歳じゃ、かなり活発でいたずら盛り(目が離せない)でしょうね」 ★「おじゃんめ」
お手玉のこと。昔はよく、土手に生えているじゅず玉やそば殻を詰め、でお婆ちゃ んたちが孫に作ってあげてました。 ★「いとする」 →よしとする。やめておく。済ませておく。 「ここら辺でいとしときなん」→「ここら辺でやめておきなさいよ」 「今日は晩飯は湯どうふでいとしべえ」→「今日は晩飯は湯どうふくらいで済ませておきましょう」
★「おばんし」
夕ご飯の支度。「おばんしする」とも。 ★「チャッチャとする」 →きびきび、手早くの意。 「チャッチャと宿題やって寝なん!」→「早く宿題やって寝なさい!」 「もうちっとチャッチャとしなあ。じちゃあにゃあ」→「もう少しきびきびしなさ いよ。 だらしがないなあ」 ★「こば」「こばっちょ」 →HPにも採用されていましたが、隅っこのこと。「道のこばを歩け」など。 ★「おしゃんべり」「おしゃんべくり」「おしゃんべくりん」 → 文字通り(?)おしゃべりのこと。 「おらっち妹は昔からおしゃんべくりんでしょうがなかったさ」→「うちの妹は昔からおしゃべりでしょうがなかったんですよ」 ★「ちんぶりかえる(ちんぶりけゃーる)」「ちんぶりかく」 HPにありましたが、ふて腐れること。いじけて閉じこもること。 「いつまでも、ちんぶりけゃーってんじゃねゃあ!」→「いつまでも、ふて腐れて るんじゃない!」 中伊豆では「ちんぶりかえる」が変化した「ちんぶりかえってる」は「ちんぶり けゃーってる」、 「ちんぶりかく」が変化した「ちんぶりかいてる」は「ちんぶりけゃーてる」、 と発音するので、どっちがどっちだかあまり区別がつきません。
「ちんぶりかく」と終止形で使うことはほとんどないし、「ちんぶりをかく」と 「を」を入れる用例はさらに聞いたことがありません。 終止形は「ちんぶりけゃーる」が9割くらいです。 ★命令形 「何々するだあ」「何々するだあよ」など「だ」「だあ」「だあよ」は命令の意味 です。 「ほれ、早く行くだあ(よ)!」→「ほら、早く行きなさい(よ、まったくもう) !」 かなり強い命令です。 ★「じゃ」「じゃあ」の補足 ほとんど決まりきったことがらを相手に念押しする意味、とパート1で書きましたが、「だじゃ」という言い方もあります。 「見なん、天気予報外れたじゃ」→「見ろ、天気予報外れたじゃないか、ねえ」 という言い方のほかに、
「雨が降ってるから危ねゃあだじゃ」→「雨が降ってるから危ないんじゃないか(だからよく注意しろ)」 「税金払ったって、どうせろくな使われ方しねゃあだじゃ」→「税金払ったって、どうせろくな使われ方しないじゃないですか、ねえ」 という言い方があるわけです。 ★「し(衆)」「しら(衆等)」 一般的に人のこと。「し」は特定の人、「しら」は複数もしくは一般的な「人々」 のこと。 「あのしら(あの人たち)」「このしら(この人たち)」「今のしら(今の人たち)」「向こうのしら(向こうの人たち)」などと使う。 「そう言(ゆ)ってるしらもいるだけんど……」→「そう言ってる人たちもいるけ ど……」 「あのしら、どうやって来るずらか? 新幹線ずらか車ずらか」→「あの人たち、どうやって来るんでしょうか? 新幹線でしょうか、車でしょうか」
「こんな時ぁ、昔のしらだったらだいぶ違ぁで。分かってるしらが多かったから」→「こんな時は、昔の人たちだったらだいぶ違いますよ。分かってる人たちが多かっ たから」 「今のしらは、電車の中でも携帯電話でしゃべくってるじゃあ」→「今の人たちは、電車の中でも携帯電話でしゃべってるじゃないですか」 特定の個人を「あのし」「このし」という使い方は稀で、「し」は「わけぁーし(若者)」という用法がいちばん多いようです。
★「わけぁーし」「わきゃーし」
若い衆、若者。老人から見た若者のことも指すから、50歳くらいの人でも、年寄 りから見れば「わきゃーし」。 だいたい、昔でいう青年団に入っている年頃の人を指す 複数は「わけぁーしら」「わきゃーしら」になるはずですが、単数?の「わきゃー し」という言い方がかなり定型的なので、複数・一般的な若い人たちも、特定の若い 人も、すべて「わきゃーし」ですみます。
ヤクザの若い衆、という意味も同じく「わきゃーし」。 老夫婦に対する若夫婦なども「わきゃーし」。 新入社員も「わきゃーし」。 ゲーセンにたむろしている中学高校生も「わきゃーし」。 ★「いいわきゃーし」
文字通りは「よい若者」ですが、そろそろ子供でなくなって、立派な若者になっ た、という感嘆の意味を込めて、ハイティーンから30代前半くらいの若い盛りの人 のことを指す。 近所のおじいちゃんに道で久しぶりに会ったりすると、 「ああ、いいわきゃーしになったじゃ」→「ああ、なかなか立派に成長しました ね」 などと言われます。 「あそこの息子も最近見ねぁーけんど、ひゃあいいわきゃーしずら?」→「あそこの息子も最近見ないけど、もう立派な大人の年でしょう?」
という風に、責任の自覚のある立派な大人、という含みがあります。 「いいわきゃーしのくせに」は「いい大人のくせに」という、非難の意味です。 また、伊豆中部には、男っぷり、女っぷりをほめる言葉がどうも見当たりません。美人は「べっぴんさん」などと言いますが、直接、地元の言葉で「美人だなあ」「顔立ちが可愛いなあ」と誉める言葉がないように思えます。
静岡県中西部では「ごせっぽい」という言葉を使うとありましたが、伊豆では「ごせっぽい」というのは聞いたことがありません。 女性をほめる文化がないのかしら?
また同様に、男性のハンサムをほめる言葉、男っぷりがいい、という賞賛の言葉も見つかりません。 が、強いて言えば、「いいわきゃーし」というのが、若さに伴う容貌の魅力をふくめた誉め言葉になるのかな、と。
しかし、女性に「いいわきゃーし」というと、美人である、可愛い、という意味にはならず、年齢的に立派に成長した、という意味で、入学祝いみたいな祝辞になってしまいます 。男性に「いいわきゃーし」と言った場合のみ、立派に成長して頼もしい、という意味と、場合によっては「ハンサム、男っぷりがいい」という意味が出てきます。
娘の縁談を気遣う母親などが、 「渡辺さん、いいわきゃーしじゃ」 などと娘に言うとすると、そこには、 「渡辺さん、立派な男っぷり(けっこうハンサム)じゃないの」 という含みが生まれます。 美人・可愛いという意味の女性に対するほめ言葉が、伊豆にはないのかも????
……ということで、「ちょうたれて(調子に乗って)」、第2弾で失礼しました。方言は楽し! また思いついたら勝手に送らせていただきます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ ・・・・・送って送って・・・ありがとありがと>muhiそれにしてもすっすごい!【~⌒(・・)⌒~】ぶひっ☆
はじめまして、Obaといいます。Googleの検索で「静岡 方言」で来ました。 他の言葉もあるので書き込ませて頂きます。 ・「えれー・えらい」 意:すごく・とっても 例:「えらい、でけーなー」 意:とても大きい ・「やっきり」 意:極めて怒る事。 例:「あの態度、やっきりする」 意:あの態度、すごく頭にくる ・「おめっちゃぁ」 意:おまえたち 例:「おめっちゃぁよ~、どうしたづら?」 意:おまえたち、どうしたんだ? ・「じちゃぁ」 意:根性、意気地 例:「じちゃぁねーなー」 意:根性無いなあ ・「どー」 意:小僧、子供 例:「おい!どー、じちゃぁねーなー」 意:おい!小僧、根性無いなあ」
とりあえずです。また寄らせて貰います。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ きゃあきゃあ~♪ありがとうございます。待ってます待ってます・・静岡方言充実しまくりで半狂乱の管理人muhiでした(*´ο`*)=3 はふぅん
◆・・・・2008.10.24 Oba様に投稿頂きました♪
現在は静岡市在住なんですが、仕事の都合で県内を西へ東へと飛ばされましたので、もう少し説明を。。。 以前、投稿させて頂いたのは、主に東伊豆で使われてる言葉です。 「やっきり」だけは、静岡市の山の方の言葉です。 書かせて頂いている自分は男なんですが、家内の地元が浜松で、私が伊豆なんです。 Miyukiさまの書かれてるのを家内が見て、「そうそう!言う言う」と言ってました。 静岡は東と西の境が遠い所為か、結構、言葉が違います。 それで、今日は家内の方からです。 ・「びんずった」 意:舌をやけどする事。 例:あちち、びんずった。 ・「しょんない」 意:しょうがない。 例:しょんない奴だな。 ・「ど~~」 意:一般的な”超”と同じ。 例:どスゴイ! ・「こぞむ」 意:沈殿している様。 例:そのドレッシング、こぞんでるから振ってよ。 ・「しょんばい」 意:しょっぱい。 例:この漬物、しょんばい。 ・「せっちん」 意:せっかち 例:あの人は、戸も締めんでせっちんだや。 あと、自分から、ひとつふたつほど。桜海老の由比町の辺りの言葉です。
Miyukiさまの「ごー」は、「こー」です。 例:行ってこー・br /> ・「~~だや浴v 意:だな。 例:そうだや浴B とりあえず、こんな感じです。長々と失礼しました。 では、 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆ きゃあきゃあ~♪Oba様ありがとうございます(#^.^#) 静岡は東と西でこんに違うなんて・・Miyukiさんが読んだら喜ぶでしょうね。Miyukiさんはインコのお仲間なのですよ♪奥様にもくれぐれも宜しくお伝え下さいまし・・でもまたお寄り下さいね。まってま~す(^o^)/~~~
ご協力頂きました皆々様、ありがとうございました♪ 貴方のお国の素敵な方言、宜しかったら「メールフォーム」で教えて下さいね♪ 速攻でupさせて頂きます^^
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